先週末にAndroidの公式ページから「タブレット」カテゴリが消えたことについて、グーグルの担当者は「アップデートの際のバグが原因だった」と説明しました。これにより、一時は業界を騒然とさせたグーグルによるタブレット端末からの撤退という推測は間違いだったことになります。
先週の金曜日(アメリカ時間)にテック系メディアなどにより発見された、タブレットカテゴリの消滅。しかし週が明けるとともに該当カテゴリは復活し、また同時にグーグルのプラットフォーム&エコシステム部門のヒロシ・ロックハイマー(Hiroshi Lockheimer)上級副社長はこの騒動がただのバグの結果だったと認めたのです。
ただしこれがミスだとしても、タブレット市場、特にAndroidタブレットが苦境に陥っていることに変わりはありません。かつてグーグルが「Nexsu 7」を販売していたころは気軽に購入できるタブレット端末として好評でしたが、スマートフォンが次第に画面サイズを大きくするにつれ、7〜8インチのタブレット端末はその存在意義を失っていったのです。
また、復帰した後のタブレットカテゴリに表示されているのも、Nvidiaの「Shield Tablet K1」やサムスンの「Galaxy Tab S2 8.0」、ソニーの「Xperia Z4 Tablet」など、なぜか古めのものばかり。「MediaPad M5」のように魅力的なタブレット端末も投入されたことですし、そろそろページ内容も更新したほうがいいんじゃないでしょうか?
Engadget 日本版からの転載。