グーグルはより多くのホテルにカメラ非搭載のNest Hub導入を推進、自動チェックアウトやアメニティの依頼などを代行

ここ数年、私が宿泊した部屋の中には、古い30ピンアダプターのiPodの目覚まし時計が付いている部屋が何室があったが、ほとんどのホテルでは新しいテクノロジーの更新は優先順位の高いものではないのは確かのように思える。テレビセットとUSBポート1~2つだけではなく、ちょっとした技術的なおもてなしを提供したいと考えているホテルには、GoogleがNest Hubを提供している。

今週同社は、より多くのホテルの客室にスマートスクリーンを普及させることを目的としたホテル業界向けのサービスを発表した。ホテル向けに用意されたアップデートは、モーニングコールのようなホテルの主要な機能に焦点を当てている。天気予報や周辺情報、地元の企業の情報の提供。そして、チェックアウト、コンシェルジュにタオルを頼むなど。従来はホテル室内の電話で「0」をダイヤルするで利用できたサービスも多い。

正直なところ、Nest Hubの導入はホテルの体験をアップグレードしたいと考えているなら、何の問題もないように思える。そして、重要なことに、Nest HubはHub Maxとは異なりカメラを内蔵していない。カメラ非搭載のスマートスクリーンは、ホテルの部屋のようにプライベートな場所に設置するのにふさわしいことをグーグルは理解していたのだろう。また、ホテルに設置するNest Hubはゲストがデバイスにサインインできないため、個人情報は共有されない。音声もデバイスに保存されず、ゲストがチェックアウトするとそれまでの使用履歴は消去される。

Hubはすでに米国内の数軒のブティックホテルと英国内の1軒で提供されています。画像クレジット:

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(翻訳:TechCrunch Japan)

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TechCrunch Japan

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