またひとつのサービスが、グーグル墓園に入る。
Googleの発表によると、同社がわずか2年前に立ち上げた求人サイトGoogle Hireを閉鎖する。
Googleは、雇う側の雇用プロセスを単純化するためにHireを立ち上げ、求職者の検索や面接のスケジューリング、内定者に関するフィードバックなどの作業を統合した総合的なワークフローを提供した。フィードバックはGoogle G Suiteの検索やGmail、カレンダー、ドキュメントなどに送ることができた。
それはどちらかというと中小企業向けのツールで、G Suiteのライセンスを要する社員数に応じて月額200ドルから400ドルという料金だった。
Hireは、Googleが2015年にBebopを買収した結果として生まれた。それはVMWareのファウンダーであるDiane Greene(ダイアン・グリーン)氏が始めた企業で、買収額は3億8000万ドルと報じられた。グリーン氏はのちにGoogleのクラウド事業部のCEOになったが、2019年の初めに去った。
顧客へのメールでGoogleは以下のようにコメントしている。
Hireは好調でしたが、私たちは人材をGoogle Cloudのそのほかのプロダクトに向けなければならなくなりました。顧客の皆様には、これまでのご愛顧を深く感謝申し上げます。また、Hireを愛していただいたそのほかの皆様の、これまでの熱心なご支援にも、重ね重ね感謝申し上げます。
良いニュースとして、それは即死ではない。今後1年あまりは使い続けることができる。実際の閉鎖は、2020年9月1日だ。ただし、新しい機能が加わることはないだろう。