ゲイの男性向けデートアプリChappyは今日、GLAAD(編集部注:米国の中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)とのパートナーシップを発表した。パートナーシップの一環として、Chappyは今日から2019年までの間、アプリで会話が行われるごとにGLAADに寄付を行う。
寄付の額についてChappyは明らかにしない意向だが、“何十万ドル”か寄付できれば、としている。
Chappyはゲイの男性が互いに連絡を取り合うのに、差別のない信頼できる手段を提供しようと2017年に始まった。このアプリでは、“キュート”から“セクシー”に至るまで、どのような関係を求めているかをユーザーが示せるスライディングスケールを活用している。アプリのこれまでの登録ユーザーは65万人で、10億回以上のスワイプがあった。
ChappyはBumbleがサポートしているアプリで、Bumbleの株主によりコントロールされ、デートアプリBadooの傘下にある。先月Bumbleは公式のゲイ専用アプリをChappyと命名した。提携の一環として、BumbleとChappyは互いのアプリを促進することになる。
Chappyの最高業務責任者Adam Cohen-Aslateiは、GLAADへの寄付は用途が制限されておらず、GLAADがふさわしいと考えることに使われることになる、と語っている。Cohen-Aslateiはまた、GLAADの研究プロジェクトへの貢献も望んでいて、Chappyのコミュニティが研究向けに有用なデータを提供する機会があると考えている。
Cohen-Aslateiは、マーケティング担当の副社長を務めていたJunグループからChappyに移ってきた。現在の役職には先月就任した。
「デートアプリはそこらじゅうにあり、それぞれ工夫も多くみられる」とCohen-Aslateiは話す。「我々はゲイの人たちが互いに会ったり、関係を考えたりする手段の改善、そして地域社会への責任についての考え方の改善に取り組んでいる。Chappyは関係と啓発を目的としたアプリであり、ゲイについて理解促進を行なっている正しい団体のパートナーでありたい」と語っている。
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(翻訳:Mizoguchi)