コード決済サービスのPayPayでURL送金が可能に

モバイル決済サービスを提供しているPayPayは4月3日、「PayPay」アプリの送金機能を強化したことを発表。

従来は、PayPayアプリのトップから「支払う」ボタンをタップしてコード画面を呼び出し、左下にある「友だちに送金する」をタップすればPayPayユーザーに送金が可能だった。今回のアップデートにより、前述の方法のほかに、トップページから「送る」を選ぶことで、PayPayユーザーはもちろん、PayPayユーザーでない相手に対してURLを使っての送金が可能になる。

具体的には、PayPay側で生成したURLをメッセンジャーアプリ経由で相手に送るだけでいい。PayPayユーザーではない場合、送金されたPayPay残高を実際に受け取るにはアプリの登録が必要になる。送金時にはパスコードを設定することも可能なので、万が一URLが第三者に漏れてもパスコードさえしっかり管理しておけば、盗まれる危険性は低くなる。

なお、PayPay残高で送付できるのは、銀行口座などからチャージした「PayPayライト」のみ。開催中の「第2弾100億円あげちゃうキャンペーン」などで得られる「PayPayボーナス」は対象外となる。

そのほか、PayPay IDも新導入された。これはユーザーが任意に設定できるIDで、PayPay残高を送る際などに使える。一度設定したPayPay IDは変更できないため固有のIDとして使えるのが特徴だ。

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TechCrunch Japan

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