ウェルネス事業を展開するサッカロンは1月19日、生理用品のオフィス常設サービス「サニパ」の提供を同日開始した。まずは東京都渋谷区近郊から先行スタートし、23区へ順次拡大する予定。生理用品の常設施設を増やし、女性の負担軽減を支援することを目標としている。
「サッカロン(株)による生理用品の利用に関する調査」(対象:全国の20歳以上の女性100名。調査期間:2021年12月17日〜12月22日)によれば、女性の生理に関連する月あたりの支出は、もっとも多い37%の回答が「501円〜1000円」となっており、45%の人は金銭的負担が「とても重く感じる」または「少し重く感じる」と答えている。また、「業務中に生理用品を持っておらず困ったことがある」「生理用品を持ってトイレに向かうのが恥ずかしい」といった精神的な負担も訴えられている。こうした悩みを受け、「不均衡を軽減し、すべてのひとに公平な社会をつくる」との理念を掲げるサッカロンは、サニパによって身体的女性の負担軽減の支援を目指している。
サニパでは、女性トイレの共同スペースに生理用品が入ったディスペンサーが設置される。内容は、ナプキン2種類(普通の日用、多い日用)、タンポン2種類(普通の日用、多い日用)。自己負担なく自由に生理用品を使えるようにすることで、「企業の働きやすいオフィス実現を支援」するとサッカロンは話している。
また、ディスペンサー設置時は工事不要で、企業用のトイレ内に設置するため、各企業の意思で導入可能(設置に関するビル管理会社への相談の必要有無は、企業が契約するビル管理会社との契約に基づく必要がある)。従業員が自己負担なく自由に生理用品を使えるようにすることで、企業の働きやすいオフィス実現を支援する。
現在サッカロンでは、サニパの企業モニターを30社募集している。参加企業は3カ月間無料でサニパをオフィスに設置できる。応募要件は、東京都渋谷区周辺の企業であること、渋谷区周辺のオフィス一箇所に従業員数50人以上が在籍していることとなっている。詳しくは下記リンクを見ていただきたい。