サムスンの前四半期の決算は、旗艦スマホGalaxy S9の販売不調で年間の中で最も低い成長率となった。しかし、この会社はスマホばかりを扱っているわけではない。そのおかげで、きたる第3四半期の決算では営業利益が155億ドルと過去最高となる予想だ。
この韓国の企業はニュースリリースで、第3四半期は売上が前年同期比5%増の65兆ウォン(575億ドル)で営業利益は17兆5000億ウォン(155億ドル)を予想していることを発表した。この営業利益は前年同期比20%増、前四半期比18%増だ。
サムスンが今回発表した暫定集計は簡素なもので、部門別の業績など詳細は含まれない。なので、Appleが最新iPhoneを発表したこの四半期においてハイエンドなスマホーNote 9を含むーの需要がどれくらいあるのか評価はできない。しかし、これまでの手がかりから、繰り返しになるが、この力強い決算予想には実際のところ、より退屈な(より信頼のおける)部門が貢献している。
サムスンの収益の80%はチップによるもので、クラウドのような分野で重要なDRAMの需要が第3四半期中に価格を押し上げた。しかし専門家はこの成長は長くは続かないと予想している。
「利益はピークに達した」とMirae Asset Daewoo SecuritiesのアナリストWilliam Parkはロイターに対しこう語っている。「DRAMの価格は急激ではないものの下落する。これによりサムスンの収益にも影響が出る」と指摘する。
今月サムスンが正式決算を発表するので、そのときに詳細がわかる。
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(翻訳:Mizoguchi)