サムスンがGalaxy Budsのバッテリー寿命を最長22時間に大幅改善

Samsung(サムスン)のGalaxy Budsは、現在のBluetoothイヤフォンの革命の中では、あまり成功していないプロダクトの1つだ。AirPodsのような鮮烈さはないが、形状と機能はうまく融合されている。そしてその後継機が、同社の最新スマートフォンとともに発表された。

名前が示すように、Galaxy Buds+は完全なモデルチェンジではなく、機能強化モデルだ。その外観はオリジナルのものとよく似ている。しかし最大の違いとして、初代モデルのバッテリー持続時間は13時間だったが、新バージョンではほぼ終日利用できる(イヤフォン本体で11時間、ケース充電により11時間追加)。

これなら、どんなに長いフライトでも乗り切れるだろう。

音質についても、シングルダイナミックドライバからデュアルドライバへと改善され、通話中のノイズを除去するために3個のマイクが追加された。ただし、ノイズキャンセリング機能は搭載されておらず、AirPods Proやソニーの最新イヤフォンと競合するものではない。しかし、それらと比べて価格もかなり安い。

価格は149ドル(約1万6000円)で、標準のGalaxy Budsより20ドル(約2,200円)高い。アップグレード内容を考えれば、妥当な価格だろう。今年後半にGalaxy Noteが発売されたときに、サムスンが「Proモデル」でもっと競争力のある製品が登場しても驚かないが、現時点では単なる憶測に過ぎない。

とにかく、Galaxy Buds+はこの分野で最もコスパの高い製品の1つのようだ。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。