サーバ管理をプログラムにより自動化するChefが分析プラットホームTower3を買収してログを充実、Dockerサポートも改良

Chefは、グルメのためのこの夏の新作映画であるだけでなく、今最速で成長しているITオートメーションサービスだ。同社の今日の発表では前四半期の売上の前年同期比が182%の増だという。同社のようなサービスへの需要が、このところ大きい。それは今、企業のITを取り巻く環境が急速に変わりつつあることと、Chefがそういう彼らのために使いやすくて高速なサーバの構成と管理を提供しているからだ。

多くのスタートアップにとって、ChefとDockerの組み合わせ、そしてChefのオープンソースバージョンを無料で使えることが、AWSなどのクラウドサービス上で動かしているサーバの艦隊を管理するための、標準的なツールになっている。

Chefの売上の多くは言うまでもなく企業からなので、今日のアップデートも企業関連がほとんどだ。

まず、同社の分析サービスをレベルアップするために、ビッグデータと分析のプラットホームTower3を買収した。その分析サービスに今すでにChefのユーザはChefのアクションログとしてアクセスできる。そのログはサーバの変化をユーザに通知でき、サーバのアドミンは単一のダッシュボードからロールや環境やインフラの変化を追跡できる。

また今日からChefは、同社のテストドリブンインフラストラクチャ*の商用サポートを開始する。これは、同社の言葉を借りれば、“全スタックのテストをユーザプログラムにより自動化でき、ITの一貫性のある最大の安全性を確保する”ものだ。これは本も出ているほどのビッグなテーマだが、アプリケーションのコードに対するテストをプログラムを書いて自動化するという方式を、インフラに応用したものだ。本日のアップデートにより、Chefはテストドリブンインフラストラクチャの商用サポートを提供する初めての企業になる。〔*: test-driven infrastructure, (プログラムによる自動化手法で)テストを動かしながら運用していくインフラストラクチャ。〕

さらに今日のアップデートでは、Dockerのサポートが改良される。新たなChef Containerと呼ばれるビルドはChefのクライアントとそのほかのツール群から成り、DokerなどのLinuxコンテナを統合して、アドミンによるコンテナリソースの管理を助ける。またKnifeと名づけた新作のDockerプラグインがあるので、 Chef Containerのユーザがそれを使ってDockerコンテナをローンチし構成できる。

画像クレジット: Chef the film.

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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