今朝の2時頃自分が書いたと思われる短編を読み返してみて、パニックに駆られる。あまりにも、露骨なアレの表現が多すぎる。そのテキストを今さらアンドゥーすることはできないけど、もしもそれを、Stringsというメッセージングアプリで友だちと共有していたのなら、彼らの手元にあるそれを消すことができる。
ただしそのためには、友だちもこのアプリをインストールしている必要がある。そのほかのメッセージングアプリを使ってその駄文を送ったのだったら、Stringsには何もできない。しかしどちらのスマホにもStringsがあれば、一度シェアしたテキストや画像やビデオを取り戻すことができる。
写真を友だちとプライベートに共有するClusterなどは、削除はできても共有用のフォルダには残るからあとでいつでもダウンロードできる。Snapchatの写真やCyber Dustのメッセージは、完全に消えてしまうから、思い出は心の中にしか残らない。それらに対してこのStringsでは、ふつうの(永遠の)共有ができると同時に、友だちのデバイスから消してしまうこともできる。
そしてStringsでは、写真だけでなくテキストやメール、そして長さ制限のないビデオでも共有と消去ができる。
Stringsによると、消されるコンテンツはすべてのユーザのデバイスとStringsのサーバから“直ちにそして永久に”削除される。しかしそのほかのアプリでも、すぐに消去された、とか、プライベートに(非公開に)共有した、と思っていたコンテンツが、ハッカーのいたずらのせいで流出した事件が過去にあったから、Stringsもその可能性が絶対にないとは言い切れない。
Snapchatでは10月に、ユーザの写真20万あまりがリークしたし、それより前の8月には、iCloudからセレブたちのプライベートな写真数百点がハックされた。だから、プライベートな共有だからといって、安心はできない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))