シンプルでポータブルな真空抽出式コーヒーメーカー「FrankOne」

FrankOne(フランクワン)は、、クラウドファンディングのキャンペーンに成功して販売が開始されたコーヒーメーカーだ。私は、この発売ほやほやのファンキーなガジェットを試す機会に恵まれた。普段使っているプアオーバーや大きなコーヒーマシンに取って代わることはないが、素早く1杯のコーヒーを淹れてくれる気の利いたポータブルなやつだ。

これをデザインしたEduardo Umaña(エデュアルド・ウマーナ)氏は、1年と少し前にこのデバイスを私に売り込みに来て、私はその真空抽出方式に魅了された。驚くべきことに、今に至るまで、コロンビアでコーヒーメーカーを作った人はいなかった。FrankOneの名称は、コロンビアで初めてコーヒーの貿易を行ったフランク・デ・パウラ・サンタンデルにちなんでいる。しかし、本当にこれは使えるのだろうか?

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私はFrankOneを自宅で数回試してみた。多少の不安はあったが、実際にいろいろなシチュエーションで使えるコーヒーマシンであることがわかった。

使い方は極めて簡単。上から挽いた豆を入れて、お湯を注ぎ(熱湯は禁物!)、ちょっとかき混ぜて、お好みに応じて30〜50秒後にボタンを押す。するとポンプが起動して、水をメッシュフィルターから下のカラフェに押し出す。とっても早くて間違えようがない。

出来上がったコーヒーはうまい。言わせてもらえば、ちょっと軽いか。しかし、豆の挽き具合や蒸らす時間を変えて調整できる。底によく沈殿物が見られるが、フレンチプのカップに残るカスほどではない。

バッテリー式で、最大200杯まで淹れられるし、充電も簡単。そして完全防水なので洗うのも楽だ。ディスポーザー付きの流しならなお簡単だろう。コーヒーかすを捨てて水でゆすぎ、さっと拭いておしまい。ディスポーザーがない場合はちょっとだけ手間がかかるが、そもそも手間のかからないものなんてある?

私は、キャンプでさっと簡単に1杯淹れるのにいいだろうと考えた。普段私はフレンチプレスを使うのだが、ドリップを使うこともある。どちらにも良いところと制約がある。FrankOneは、プアオーバーのようにドリッパーの脇に立っていなければならなかったり、フレンチプレスのように使った後で分解して洗うとといった手間がない。

さらにウマーナ氏が教えてくれたのだが、水出しに最適なのだそうだ。他にも水出しができる器具はたくさんあるが、ウマーナ氏は「FrankOneならごく短時間で奇跡を起こす」と断言していた。1時間どころか4分だ。私は試していない。なぜなら、水出しコーヒーは私にとってはビターなチョコレートミルクの味だからだ。しかし、もし彼の言うことが事実でなかったとしたら、これほど何度も進言してくるはずがないと私は率直に思う。

私が感じたところでは、3つの短所がある。1つ目は、FrankOneはシリコンのOリングで周囲を密閉しなければならないため、付属のガラス製カラフェを使わなければならない点だ。私が持っている中でいちばん大きいマグカップも使えなかった。付属のカラフェは魅力的だし頑丈なので、これについて不満はないのだが、これを割ったり、なくしてしまったときには代替品を探すことになる。

2つ目は、たくさん淹れられない点だ。カラフェに刻まれている上限のラインは300〜350ml程度。コーヒーショップのトールサイズぐらいだ。私にはちょうどいい。これはみんなの分を淹れるためのものではなく、あくまでも一人分用なのだ。

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私は少し前にGeesaaのレビュー記事を書いた。クールなデバイスだが、とても複雑でかなり場所も取る。もしそれを友人にプレゼントするとしたら、相手にアプリをダウンロードさせて、私が会得した最良の使い方を教えて、私のレシピをシェアするといった手間がかかる。Geesaaには、ソーシャルネットワークが付いてくるのだ。

こちらは、ずっとずっと簡単だ。コンパクトだしすぐに使える。コーヒーメーカーを超えようとは思わないクラシックな方法に代わる優れた製品だ。120ドルとちょっと高価だが、考えてみればひと月のコーヒー代はそんなものではないか。

ところで、決済のときにディスカウントコード「TC」を入力すれば10%オフになる。後からキャッシュバックとかではない。ウマーナはいいヤツだ!

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(翻訳:金井哲夫)

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TechCrunch Japan

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