ディズニーがビデオストリーミング、Disney+の詳細を発表して大きな関心を集めている。実際ディズニーはスター・ウォーズ・シリーズを所有しており、これは新しいサービスの目玉の一つになるはずだ。そんな中、ディズニーとルーカスフィルムはスター・ウォーズの最新作、エピソード9の予告編を公開した。
予告編はシカゴで開催されたイベント、スター・ウォーズ・セレブレーション 2019のフィナーレを飾った。これまで「エピソード9」としてしか知られていなかったが、「ライズ・オブ・スカイウォーカー」という正式タイトルもお披露目された。
イベントの壇上で監督のJ・J・エイブラムスとルーカスフィルムのプレジデント、 キャスリーン・ケネディはオリジナルのレイア姫を演じた故キャリー・フィッシャーについても語った。フィッシャーが急逝した後、2人は「CGIでレイア・オーガナ王女を登場させることはしない」と発表していたが、「ライズ・オブ・スカイウォーカー」では「フォースの覚醒」で撮影されたフィッシャーが演じるレイア姫の未公開映像が用いられるという。
「いちばん難しかったのはこの(実写フィルムンの使用が)突飛と感じられないようにする点だった。レイア姫の登場シーンは私にとっても非常に驚くべきものとなっている」とエイブラムス監督は述べた。
エイブラムスとケネディはシカゴのイベントの壇上にシリーズの主役のデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガを始めとして新旧のキャストを集めることに成功した。なかでもビリー・ディー・ウィリアムズは(なんと!)最新作でランド・カルリジアンとして復帰するという。この映画に出演できるのは「私の人生のハイライトだ」とウィリアムズは述べた。82歳のウィリアムズは52歳のエイブラムスを「素晴らしい若者」と呼んだ。
「ライズ・オブ・スカイウォーカー」はデイジー・リドリーのレイを主人公とする3部作の完結編であり、スター・ウォーズ9作品の総決算ともなる作品だが、同時にそれ自身としての価値も追求しているとエイブラムスは語った。「この映画はわれわれが受け継いできた遺産、その光と闇の新世代を描くものだ」という。
この作品で登場人物は「最大の悪」に直面するという。 その悪とは誰(あるいは何)なのかスティーブン・コルベアに尋ねられたときエイブラムスは明言を避けたが、予告編は銀河帝国皇帝、パルパティーンのおなじみの哄笑が闇の中から響いて終わる。イベント会場に照明が戻るとステージにはパルパティーンを演じたイアン・マクダーミドが浮かび上がり、「再スタートだ!」と宣言した。
「スター・ウォーズ ライズ・オブ・スカイウォーカー」は今年の12月下旬に公開される予定だ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook)