スティーブン・ウルフラム:「地球上で最も定量化された人物」の告白

Stephen Wolframは、Wolfram Researchのファウンダー・CEOであり、テクノロジー界で最も賢く最も興味深い人物であると言ってもよい。20歳の時にカリフォルニア工科大学で理論物理学博士を取得し、マッカーサー「ジーニアス」フェローシップを最年少で授与された。MathematicaおよびWolfram Alphaを発明した。Wolframの人生は、世界中の知識を取り込み体系化することに捧げられている。

彼によると、現在われわれは人類史上知られているあらゆる知識を体系化し、その情報をワンクリックでアクセスできる時代に近づいて(5~20年)いる。実際Wolframは、この「データサイエンス」が、今やスタートアップ起業家たちにとって最もエキサイティングなチャンスになっていると信じている。

しかし彼は公開された科学データの体系化にだけ興味があるのではない。自らを地球上で最も定量化された人物[most quantified person]と称するWolframは、個人データ分析のパイオニアでもある。ではなぜ彼はそこまで彼自身に関するデータを集めているのか? 私は、彼が日々自らのあらゆる行動を、パソコンに打ち込んだキーストローク数にいたるまで記録している目的を尋ねた。

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(翻訳:Nob Takahashi)


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TechCrunch Japan

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