スノーデン:政府の監視はGoogleよりも脅威だ

内部告発者、Edward Snowdenが今日(米国時間3/10)、テクノロジー・メガカンファンレンス、SXSWで、珍しい公開インタビューに応じた。政府とGoogle、どちらの監視を恐れるべきかと尋ねられたSnowdenは、政府の方が明らかに脅威だと答えた。「政府は人々から権利を奪う力を持っている」と、ACLUのライブ・インタビューで彼は語った。ストリーミング中継にはいくつかの保護がかけられ、回答の一部は聞くことができなかった。

Google、Facebook、その他のインターネット企業は、ユーザーから収集するデータの種類を積極的に拡大し、ターゲット広告やユーザーが何を望んでいるかを予測する際の、精度を高めるのに役立てようとしている。「企業はあなたに商品を売ったり、あなたのデータを別の会社に売るために監視することがあり、それは良くない場合もあるが、法に頼ることはできる」と彼は言った。そして、インターネット企業との関係が「通常は随意契約」である点が重要であると指摘した。
一方、政府は「警察力を持ち、軍事力を持ち、諜報力を持っている。彼らは事実上あなたを殺すことがてきる」

「ビッグデータ」の期待と危険について尋ねられると、Snowdenは、決定的に重要な要素は承諾であることを強調した。政府はしばしばこのデータを秘密のうちに収集する。

「最も重要なのは、データが人々の自覚と承諾なしに収集されるべきではないということだ」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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