スペースXがStarshipの高高度飛行を再度ライブ中継

SpaceX(スペースX)のプロトタイプ宇宙船であるStarshipは米国時間12月9日午後(日本時間12月10日早朝)、高度約4万フィート(約12km)に達する初の高高度飛行を行った。12月8日はRaptorエンジンの1基が自動的にシャットダウンし、テストがさらに悪化するのを防ぐために最後の数秒で試験が中止されたため、これは2回目の試行となる。

この宇宙船はスペースXが構築したStarshipの最新プロトタイプの1機であり、高高度飛行のデモンストレーションに挑戦する最初の機体でもある。他のプロトタイプは最大約500フィート(約150m)まで上昇し、その後に制御着陸を達成している。今回のテストでもそれらが試されるが、スペースXのElon Musk(イーロン・マスク)氏は、テストがうまくいかない可能性が非常に高いと述べている。これは、宇宙船開発の現時点での段階では予想の範疇だ。

ロケットはテキサス州にあるSpaceXの開発施設から打ち上げられ、4万フィートの高さまで飛行した後、ベリーフロップ・マヌーバを実行して旋回し、地球に落下して最終的には制御着陸を実行して垂直に降り立つ。

この結果は、スペースXのStarshipの開発に貴重なデータを提供することになる。

【Japan編集部】打ち上げは無事成功。現在、YouTubeで打ち上げの様子を見ることができる。

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カテゴリー:宇宙
タグ:SpaceX

画像クレジット:SpaceX

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)