「フィットネスで世界をつなぐ。」をビジョンに、ソーシャルフィットネスアプリ「Aesta」(アエスタ)を手がけるAestaは1月13日、「スポーツテックカオスマップ2021年.ver」と調査レポート(有償)を1月7日に公開したと発表した。
同カオスマップおよび調査レポートでは、国内外スポーツテック領域の200サービスについて、「ウェアラブルデバイス」「栄養管理」「健康管理」「福利厚生」「観戦・放送」「ファンエンゲージメント」「分析」「コンディショニング」「トレーニング」「IoTジム」「エンタメ」に分類。資金調達の動き、独自性、ユーザー数の多さなどを基準に独自目線で選出し、前作である「スポーツテックカオスマップ2020.ver」から半数近く入れ替えを実施したという。
また調査レポートでは、各サービスの特徴、価格、会社概要、資金調達動向の説明に加え、視覚的にサービスがわかる動画やスクリーンショットを添付。主に、同領域で新規事業立ち上げを検討している方やスポーツ・フィットネス業界の方が、戦略立案およびポジショニングの確認のために短時間で多くのスポーツテックサービスを効率よく把握できるように設計しているとした。
スポーツテック領域の注目動向
- コネクティッドフィットネスの急成長:新型コロナウイルスの影響で諸外国では厳しい外出制限が設けられる中、自宅でフィットネスを行う需要が急増。その中でも、ハードウェアを通じトレーナーやユーザー同士でつながりながらトレーニングを行うサービスが急成長している。数百億円単位の資金調達およびM&Aが複数見受けられた
- ウェアラブルデバイスのさらなる進化:日本国内においてもスマートウォッチ(腕時計型)の普及率が高まり、ある程度成熟してきた。また、血中酸素濃度を計測できるデバイスや声によってストレスレベルを検知するデバイスなど、機能面で進化が続いている。さらに、これからはスマートグラス(眼鏡型)やスマートリング(指輪型)などの、これから普及が拡大するであろうデバイスも複数出現
- 新たなスポーツ視聴体験の創出:映像技術およびAIの進化により、スポーツの決定的なシーンの自動検出や、360度の3D映像の生成、インタラクティブなチャットに参加しながら視聴できるプラットフォームなどが出現。eスポーツ領域やエンタメ領域と同時に事業展開できるケースが多いので、スケールしやすい点に特徴がある
- ソーシャルサービスの重要性:コロナ禍によりリアルでのつながりが極端に減少し、インターネット上でのつながりが今まで以上に重要視された。中国では、フィットネス(ソーシャルフィットネスアプリ)を通じユーザー同士がつながれるサービスが、ユニコーンとなるという事例も登場した
- フィットネス×エンタメの可能性:身体を動かしながらゲームを進めていくといったサービスが国内外問わず増加。現在は自宅で家庭用ゲーム機を利用するサービスが爆発的に人気を得ており、品切れが続くといった状態が見受けられた。アフターコロナでは、自宅以上の規模で体験できる施設が増える可能性はある
Aestaは、「フィットネスで世界をつなぐ。」をビジョンに2020年8月に法人を設立。ひとりではトレーニングを継続できないという人、自分の身体の現状に不満や不安がある人に向けてソーシャルフィットネスアプリ「Aesta」を開発し、フィットネスジムの垣根を超えた国内最大規模のコミュニティ創出を目指すという。
代表取締役の夏井大輝氏は、12年以上フィットネスジムを利用し続けている背景があり、コロナの影響で厳しい状況が続いているフィットネス業界に貢献できるよう努めている。
Aestaは、トレーニングを通して好きな人・仲間などとつながることで、モチベーションを高めながら成果も実感できる、新しいフィットネスアプリという。2021年春リリース予定で、事前登録限定キャンペーンを展開中だ。
なかなか見えにくいフィットネスの成果をユーザー自身で共有できる場を設けることで、「モチベーションを保てない」「成果を実感できない」という課題を解決するという。
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