スマートリモコンと電気小売事業を組み合わせるなど「デジタル電力革命」を目指すNature(ネイチャー)は7月14日、第三者割当増資により7億5000万円の資金調達を完了したと発表した。引受先は、環境エネルギー投資と大和企業投資。さらに、クックパッドのデザイン戦略本部長でありUIデザイナーの宇野雄氏をアドバイザーに迎え入れた。
スマートリモコン「Nature Remo」シリーズを開発販売するNatureは、2021年3月に「Natureスマート電気」を立ち上げ電気小売事業に参入した。Natureスマート電気の契約者はNature Remoと連動させることで、電力需給ピーク時にエアコンの温度を自動調整して節電を行うことができる。
今回調達した資金は、電力小売事業拡販のための組織、販売体制、マーケティ ングの強化と、「次なる軸」とNatureが定める、家庭用太陽光発電、エコキュート、蓄電池、EVなどのエネルギーを一括管理して住宅のエネルギー自給自足を目指す「Behind The Meter」(ビハインド・ザ・メーター)事業の基盤構築に使われる。
クックパッドの宇野雄氏は、「はじめてのUIデザイン 」を執筆するなど、UI(ユーザーインターフェイス)デザインの第一人者として、「もっとテクノロジーと人間の生活をなめらかにつなげるはずだ」と日々考えているという。「『自然との共生をテクノロジーでドライブする』というミッ ションをもつNature社は非常に魅力的な存在であり、このミッションの実現をお手伝いできることが今か ら楽しみでなりません」と話している。
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