ソニー、留守でも生活支援サービス業者が開錠できる「MANOMA Entrance」を提供開始

eng-logo-2015ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するスマートホームサービスMANOMAが、不在時でもサービス業者が家のスマートロックを解除し、家事代行などのサービスを受けられる「MANOMA Entrance」を3月1日より開始します。

MANOMAは、ソニーネットワークコミュニケーションズが2018年10月に発表したスマートホームサービス。Alexaに対応したAIホームゲートウェイを中心に、室内カメラや開閉センサーなどを組み合わせ、留守中の家の様子を確認したり、留守時に開閉センサーが作動すると警報を鳴らし、オプションでセコムが駆け付けるなど、セキュリティに強いのが特徴です。

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あらたに提供されるMANOMA Entranceは、予約した日時にサービス提供業者が自宅を訪問し、適切なスタッフであることを認証したうえで玄関の鍵を開錠します。あらかじめ鍵を預けておいたり、時間になったら自分で遠隔操作をする手間がないのが特徴です。

室内カメラを使って作業スタッフの様子を確認でき、必要なら直接スタッフとの会話も可能とのこと。

3月から開始するのは、家事代行のダスキン メリーメイドとベアーズ、ハウスクリーニングのおそうじ本舗、ペットシッターの麻生PETの4サービス。2月15日から順次、各サービスの申込受付を開始します。

なお、サービスを受けるには、MANOMAを利用しており、かつQrio LockとQrio HubをMANOMAに登録していることが条件となります。

今後、対応サービスとして、介護やヘルスケア、宅配、ECなどとの連携も検討しているとのこと。宅配業者と連携できるようになると、宅配ボックスも不要で配達員が家の中に荷物を置く、米AmazonのKeyのようなサービスが実現できるかもしれません。

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Engadget 日本版からの転載。

投稿者:

TechCrunch Japan

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