ソニーがビデオカメラ搭載ドローンAirPeakをCESで披露

昨年晩くSony(ソニー)がAirPeakを紹介したときは、内容がかなり乏しかった。この消費者電子製品の大手がついにドローン事業に進出したことは分かったが、得られた情報はそれだけだった。あとは、そのUAVの暗い画像が数枚あっただけだ。

—ツイート訳—
[Sony: CES 2021でSonyの最新ニュースをご覧ください。よそでは見られないAirpeakの映像をお見せします。詳しくはgo.sony.com/38vFNNf#SonyCESへ。]

今週のCESで、同社はやっと発表の用意ができたようだ。CEOの吉田憲一郎氏は、発表のビデオでこう述べている: 「本日私共は、冒険家のクリエイターのために設計された、AIとロボティクスの統合製品を紹介いたします」。

このドローンには、Sony自身の画像テクノロジー、具体的にはAlphaシリーズのミラーレスが載る。DJIなどの消費者製品を見慣れた目で見ると大きく感じるが、Sonyによると、カメラを搭載したドローンとしては市場で最小となる。

発表の席で同社は、実際にそのドローンが飛んでるところを写したビデオと、その搭載カメラが実際に撮ったビデオを見せた。ドローンは雪の中を飛び、いくつかの美しくて安定した動画を撮ることができた。なお、ビデオに写っている車は、昨年発表されたコンセプトカー、Vision-Sだ。

そしてこのシステムは、もっとプロ向けの機種とも競合できそうだ。その市場は、DJIが握っている…実質的に、ドローンの他のすべてのカテゴリーもそうだけど。しかしDJIはHasselbladの筆頭株主だが、Sonyのシステムは同社独自の、目的指向の設計のようだ。それは、互換性という観点からはお得だが、いずれにしてもAlphaを別のカメラに乗り換えたい人はいないだろう。

発売は今春を目標としているが、お値段の発表はなかった。

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画像クレジット: Sony

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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