ソニーが中国エンタメ企業のビリビリに約430億円を投資

ソニーは中国のエンターテインメント大手ことBilibili(ビリビリ)の株式4.98%を取得するため、4億ドル(約430億円)を投資すると明らかにした。

10年前にアニメ動画サイトとしてスタートしたBilibiliは、eスポーツやユーザー投稿のミュージックビデオ、ドキュメンタリー、ゲームなど、他のカテゴリーにも事業を拡大している。1億3千万人以上のユーザーを持つ同サービスは、中国大手企業のTencent(テンセント)やAlibaba(アリババ)を含む、複数の大口投資を長年に渡って集めてきた。

この発表により、Bilibiliの株価は市場前取引で7.6%上昇した。ソニーは完全子会社のソニー・コーポレーション・オブ・アメリカを通じてこの投資を行う。

ソニーは声明の中で、中国はエンターテインメント事業における重要な戦略地域だと考えていると述べた。Bilibiliは中国のZ世代をターゲットとしており、ユーザーの大部分(約80%)は1990年から2009年の間に生まれた人たちだ。

両社はまた、アニメーションやモバイルゲームアプリなど、中国のエンターテインメント分野におけるコラボレーションの機会を探求することでも合意したという。

Bilibiliのビジネスと中国でのシェアについての詳細は、こちらの記事で読むことができる。

原文へ

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。