ソニーのロボット犬、Aiboがアップデートで賢くなった

Aiboが出たときは大いに期待した。犬もロボットも大好きなのだ。しかし実際にテストしてみると、3000ドルもするわりに機能は限定的だった。ロボット犬が本当に家族の一員になるのはだいぶ遠いようだとため息をついたものだ。

それから数ヶ月、ソニーはいくつかのアップデートを実施した。これでまた私の関心が呼び覚まされた。われわれの姉妹メディア、engadgetによればAiboの「チョコ・エディション」は焦げ茶と茶色の塗装のおかげで見ためが今までより犬らしくなった。現行の白バージョンと価格は変わらない。

しかしもっと重要なのはAiboに新しい芸が用意されたことだろう。当面一番役に立ちそうな芸のパッケージは内蔵センサーを利用した見守り機能だ。「aiboのおまわりさん」はソニーが以前から準備していたものだが、ロボット犬の顔認識と3Dマッピング・テクノロジーをセキュリティー監視に利用している。
日本では大手警備保障会社のSecomと提携したパッケージの提供も検討しているという。「おまわりさん」その他のaiboの新しい芸の利用は有料で、月額1480円のプレミアムプランのサブスクリプションが必要だ。またサードパーティーが利用できる開発プラットフォームも夏までに公開されるという。

本体価格を考えると、これで購入者が殺到するようになるかどうかわからないが、少なくともソニーがロボット犬のサポートに力を入れていく姿勢がはっきりしたのはグッド・ニュースだ。

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滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

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