ソフトバンクやGoogleが出資する中国のトラック版Uber「Manbang」が約1780億円を調達

Uber(ウーバー)のトラック版である中国のManbang(マンバン)は米国時間11月24日、新たなラウンドで17億ドル(約1780億円)を調達したと発表した。SoftBank Group(ソフトバンクグループ)や、Alphabet(アルファベット)のベンチャーキャピタルファンドCapitalGなどから19億ドル(約1990億円)を集めてから2年が経つ。

2021年にIPOを控えているManbangが10億ドル(約1046億円)の調達を模索していると、2週間前にThe Wall Street Journalが報じ、それに続くニュースだ。Manbangはこの件についてコメントは却下したが、CEOのZhang Hui(チャン・ホイ)氏は2019年5月に同社は上場を急いではいない、と述べている(新浪科技記事)。

Manbangは、2020年に黒字化を達成したと述べた。バリュエーションは100億ドル(約1兆455億円)に達すると2018年に報じられている。

トラック運転手と貨物輸送・金融サービスの業者をマッチングするアプリを提供するManbangは、2017年にライバル関係にあったYunmanmanとHuochebangが合併してできた会社だ。当時、中国は「シェアリングエコノミー」ブームで、統合と再編が始まった時期だった。

Manbangは最新のラウンドは、またもや有名な投資家を惹きつけた。ここにはSoftBank(ソフトバンク)のVision Fund(ビジョンファンド)、Sequoia Capital China、Permira、Fidelityが含まれ、このコンソーシアムがラウンドをリードした。その他にはHillhouse Capita、GGV Capital、Lightspeed China Partners、Tencent、Jack Ma(ジャック・マー)氏のYF Capitalなどが参加した。

ManbangはAlibaba(アリババ)とのつながりもある。Yunmanmanを創業したチャン氏はAlibabaの有名なB2B部門の出身だ。Manbangの会長Wang Gang(ワン・ガン)氏も配車サービス大手Didiのエンジェルラウンド調達に乗り出す前にAlibabaで働いていた。

Manbangは、同社のプラットフォームには認証済みドライバー1000万人超と荷主500万人がいると主張する。最新のラウンドで研究・開発にさらに投資し、マッチングシステムをアップグレードし、ドアツードアのような機能へとサービスの幅を広げることができる。

Sequoia(セコイア)はトラック配車事業に対してかなり強気で、Manbangへの投資は今回が6回目だ。欧州のプライベートエクイティファンドPermira(ペルミラ)にとって、Manbangへの投資は自社が展開するGrowth Opportunities Fund(PERMIRAリリース)の中国デビューとなった。

カテゴリー:モビリティ
タグ:Manbang資金調達

画像クレジット:Manbang

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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