ツイッター、「Proアカウント」のプロフィール設定を全ユーザーが利用可能に

Twitterの発表によると、同社は「Proアカウント」のプロフィールを、全世界の全ユーザーが設定できるようにした。これまでユーザーは、Proアカウントにするためには申請が必要だったが、今後はプラットフォーム上の誰でも、自分のアカウント設定から直接、Proアカウントになることができる。

TwitterはProアカウントを「プロフェッショナルのためのTwitter」と呼んでおり、ブランドやクリエイターが特別なツールを使って自分を目立たせ、広告やTwitterの今後のeコマース機能で簡単にコンテンツを宣伝することができる。たとえば「ショップモジュール」機能でブランドや企業やその他のリテイラーは、企業のプロフィール上でダイレクトに自分の製品や商品を紹介できる。

Twitter Business:この度、全世界で誰もが利用できるようになったProアカウントは、Twitterの新しいツールで、みなさんがプラットフォーム上で、ユニークでわかりやすいプレゼンスを提示することができます。

ユーザーがTwitter for Professionalsのタブを見つけるためには、アプリ上のホームタイムラインからスワイプしてサイドバーを開く。するとプロフィールの設定の下に「Switch to Professional」(プロフェッショナルに切り替える)も現れる。

Proアカウントの設定をセレクトしたら、プロフィールに表示するカテゴリーの指定を求められる。自動車やアパレル、衣料、広告 / マーケティング、美容など、自分に合ったものを指定する。するとTwitterは、アカウントタイプの設定を求める。タイプはビジネスとクリエイターの2種類だ。Twitterによると「ビジネス」タイプはブランドや小売店、サービスプロバイダー、企業などに最適だ。「クリエイター」タイプは有名人やアーティストやインフルエンサーなど用となる。タイプの設定は、今後気が変わったら変更してもよい。

Proアカウントに変更したら、トピックのフォローや広告キャンペーンでツイートを宣伝、プロフィールを自分に合ったモジュールでカスタマイズすることなどが奨められる。モジュールには、aboutのモジュールやショップモジュール、そして2021年Twitterが買収したニューズレターサービスRevueのユーザー用のニューズレターモジュールなどがある。

Proアカウントが不要になったら、設定で「Edit Professional Profile」(プロフェッショナル・アカウントプロフィールを編集する)を選び「Switch Account Type」(アカウントタイプを変える)をセレクトするとよい。

同社は、Twitterを仕事に使ってる人なら誰でもプロフェッショナルに分類している。Proアカウントの資格を得るためには、ガイドラインへの違反が複数回ないことや、アカウント名や履歴、プロフィールの画像などがすべて真実であることが必要だ。パロディやファンのアカウントは、Proアカウントを獲得することができない。

画像クレジット:Twitter

原文へ

(文:Aisha Malik、翻訳:Hiroshi Iwatani)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。