これは、旧世代のテクノロジーを、今やどこにでもあるタッチスクリーンのスマートフォンと融合させるちょっと気の利いたアイデアだ。Case Remoteは、デジタル一眼レフ用のワイヤレスリモコンで、AndroidまたはiOSスマートフォンのアプリと連携する。
なぜそんなことがしたいのか? 例えば、カメラの位置を決めた後、手を触れずにコントロールできる。さらにはビギナーにとって、デジ一の複雑な設定をいじる方法としてもずっと楽だ。カメラのいくつもある物理的ダイヤルやメニューと格闘せずにすむ。要するに、人々は物理的ダイヤルやボタンよりも、スマホのタッチ操作の方を快適に感じるようになった、ということだ。
アプリは、カメラから画像を直接ダウンロードできるので、ベストショットをネットでシェアするためのショートカットもある。
Case Remoteの専用アプリには、ライブビュー、ISO、シャッター速度等の設定、写真のダウンロード、高解像度画像のズーム表示、タイムラプス、HDR、フォーカススタッキング等の機能も塔載されている。
デバイスは、様々なメーカーやカメラ機種に対応している ― 個々のメーカー製の独自アプリよりも、互換性の点で有利。CanonのEOS、PowerShotdシリーズ、NikonのDシリーズおよび1シリーズ等数多くの機種がサポートされている。ただし、SonyとPanasonic製品では安定して動作しないと作者は言っている。
ちなみに、現在のIndiegogoキャンペーンはCase Remoteにとって2度目で、以前キャンペーンを実施したバージョン(未出荷)を機能アップしたものだ。9月の出荷時には、以前の支援者に対しても、最新の多機能版が送られる。
Case Remoteの価格は、Indiegogoの早期支援者には79ドル(以降は、99ドルまたは129ドル)で、ホットシューアダプターおよびストラップが付く。これは200トル以上するライバル製品よりかなり安い。大きさ5 x 5センチ、重さ50グラムは、他のワイヤレスコントローラーより小さくて軽いこともメーカーは強調している。
Case RemoteのIndiegogoキャンペーンは、フレキシブル・ファンディング・キャンペーンと呼ばれるもので、目標金額に達しなくても資金が送られる。初回のクラウドファンデイングには、当初目標の1万5000ドルを大きく上回る3万9000ドルが集まった。今回も24日を残して1万2000ドル以上をすでに集めている。あとは、スケジュール通りに製品を出荷することだけだ。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)