データベースセキュリティのjSonarがゴールドマンサックスから約55億円調達

データベースセキュリティのスタートアップであるjSonar(ジェイソナー)がGoldman Sachs(ゴールドマンサックス)から5000万ドル(約55億円)の新規資金を調達した。

同社は、米国マサチューセッツ州ウォルサムとカナダブリティッシュコロンビア州バンクーバーにオフィスを構える。調達した資金でデータベースセキュリティサービスを拡大する予定だ。ゴールドマンはその見返りに、幹部のDavid Campbell(デイビッド・キャンベル)氏がjSonarの取締役に加わる。

jSonarのデータベースセキュリティプラットフォームは、顧客のデータベースがオンプレミス、クラウドのいずれにあっても、すべてを一目で監視することができる。スタッフがインフラ全体のデータベースを簡単に監視し、有益な洞察が得られるよう設計されている。普及しているデータベースプラットフォームすべてをサポートしており、異なるネットワークやデータベースで複数のツールを使用する必要はない。

同社は明らかに正しいことをしている。このプラットフォームは複数の大手銀行、金融機関、保険会社、医療機関の間で人気があり、同社の大きな収益源となっている。

jSonarの共同創業者で最高技術責任者のRon Bennatan(ロン・ベナタン)氏は今回の投資に「興奮した」と語った。

「クラウドの採用、データベースプラットフォームの急増、単なるコンプライアンスにとどまらないデータセキュリティに対する緊急の必要性、暴走するコストへの長年の不満など、企業を取り巻く環境は急速に変化し、当社が急速に拡大する大きな機会を生み出した」と同氏は述べた。

画像クレジット:Andriy Onufriyenko / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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