データ資産管理をサポートするSaaS型クラウドサービスの開発・運営、およびコンサルティングを手がけるMinitt(ミニット)は10月14日、シードラウンドにおいて6000万円の資金調達を発表した。引受先は、Headline Asia(旧Infinity Ventures)が運営するLAUNCHPAD FUND、マネックスベンチャーズ、ビジョナルが運営するBizReach 創業者ファンド。調達した資金は、開発をはじめとする組織体制の強化、マーケティング活動にあてられる。
昨今、センシティブな情報の取り扱いについて慎重さが求められる一方で、データベースに存在するそれら情報を適切に管理・運用する余裕が企業になくなってきているという。また同社は、DXを推進する大手企業や顧客のセンシティブ情報を扱う企業の多くは、データを安全・柔軟・容易に引き出す仕組みを構築できずにおり、ビジネスを素早く拡張するための大きな阻害要因となっているとしている。
「プライバシー情報を持たずに活かせる未来を創る」をミッションに掲げるMinittは、企業が持つ顧客のセンシティブ情報などの適切な管理・取り扱いについて、運用面でサポート。情報取り扱いの責任とプレッシャーや硬直化した業務フローから現場を解放し、企業がビジネスの本質的な価値提供に集中できるプロダクトの開発を進めているという。
同事業領域は、今後日本でも大きなマーケットとなることを見据え、企業が抱える課題の解決に向けたプロダクト開発と事業展開を加速させたいとしている。