米国時間1月4日の声明で、ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は、ウエストウィング内での個人用携帯電話の使用を禁止すると発表した。
「ホワイトハウスITシステムのセキュリティーおよび整合性はトランプ政権にとって最優先項目であるため、今後ウエストウィングでの個人携帯端末の使用は来客、スタッフともに禁止する。スタッフは業務遂行のために政府支給の端末を利用することができるので、今後もアメリカ国民のために職務に励んで欲しい」と新しい方針に関する声明でサンダース氏が語った。
禁止の噂は数カ月前から出回っていた。「ある職員は、施設のワイヤレスネットワークに接続される端末があまりにも多く、また個人携帯電話は政府支給の端末と比べてセキュリティーが低いと話していた」と11月に情報筋がBloombergに語った。ホワイトハウスのジョン・ケリー主席補佐官がこの行動の推進者だと言われている。
昨年2月にCNNは、当時のショーン・スパイサー報道官が自身のスタッフに対して抜き打ちの端末検査を行い、報道関係その他へのリークにつながる秘密の会話を調べたと報じた。「『緊急ミーティング』」と言われてスパイサー氏の部屋に入ると、テーブルに携帯電話を置くように命じられ、何も隠していないことを証明するために「携帯チェック」が行われた」と当時Politicoは書いている。
トランプ政権はこの新しい「個人端末禁止」ルールをセキュリティー問題の一環だと位置づけようとしているが、ジャーナリストのMichael Wolffによるホワイトハウス爆弾暴露記事によるとそれも疑わしい。政権は当初から情報漏洩を非難してきており、今回の個人端末禁止はカオス状態の大統領任務遂行状態に関する発信を制御しようとする、遅きに失した(おそらく不毛な)努力と思われる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )