ニューヨークオートショーが新型コロナ懸念で8月に開催延期

2020 New York International Auto Show(ニューヨーク国際オートショー2020)は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大のため開催が8月に延期される。広域ニューヨーク自動車ディーラー連盟が主催するニューヨークオートショーは、ニューヨーク市のJacob K. Javits Convention Center(ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンター)で4月10日に始まる予定だった。

広報担当のChris Sam(クリス・サム)氏の発表によると、ショーは8月28日〜9月6日に開催される。報道機関向け発表日は8月26、27日だ。「出席者や出展者、そしてすべての参加者をコロナウイルスから守るために異例の措置を取った」とディーラー連盟会長のMark Schienberg(マーク・シェンベルク)氏は電子メールによる声明文で述べた。「120年もの間、『ショーの継続』は我々のDNAに深く刻まれてきた。ショーの開催延期は難しい決断だったが、我々の最優先事項はこの歴史あるイベントに関わるすべての人の健康だ。すでに多くの出展者やパートナーと連絡を取っており、新しい日程で開催される今年のショーは成功すると確信している」とシェンベルク氏は語った。

電気自動車スタートアップのLucid Motors(ルシード・モータース)、そしてFordやGMといった大手OEMなど、多くの自動車メーカーがこのショーで車をデビューさせようと計画していた。新型コロナウイルスのためにキャンセルされたり延期となったイベントがこのところ相次いでいて、ニューヨークオートショーもこのリストに加わる。新型コロナウイルスは過去に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)のウイルスに近いもので、政府や企業は世界中でテックやビジネス、自動車関連イベントなどをキャンセルしている。

キャデラックも3月9日、ロサンゼルスで来月開催する予定だったスペシャルイベントでの電気自動車の発表を中止することを明らかにした。ジュネーブ国際モーターショーや、バルセロナのMWC(モバイル・ワールド・コングレス)、テキサス州オースティンのSXSWフェスティバルも中止された。

画像クレジット:Mercedes-Benz

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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