自分だけのネイティブアプリを作れる、というアプリPropellerが、125万ドルを調達した。投資家たちの顔ぶれは、Andreessen Horowitz、ffAngel、Menlo Ventures、Foundation Capital、Max Levchin、Ashton Kutcher、Keith Rabois、Scott Banister、Jason Portnoy、Lee Linden、Rothenberg Ventures、そしてAlfred Mandelだ。
Appsify.me(もっと簡単)やTestflight(ふつうの人向き)などと同様にPropellerも、アプリストアを民主化することがねらいだ。Propellerを使うと、コードを書けない人でもモバイルのネイティブアプリを作れる。HTML5によるWeb上の–、ではない。一般人が自分の結婚式のためのアプリを作れる。そのほか、ボランティア活動でも同好会でもビジネスでも何でもいいが、Propellerが提供するテンプレートとドラッグ&ドロップ方式のインタフェイスを使って、そのためのアプリを作れるようになる。そのアプリの配布も、Propellerアプリからできる。
“スマートフォンが登場してから、アプリを作りたい、助けが欲しい、という人がとても増えた”、とファウンダのBrian Rowenは言う。“すべての人が支援や助力を求めているが、それは、単純にプログラミングを学びたいというものから、至るところで見かける‘技術担当協同ファウンダを求む’というものまで、さまざまなレベルだ。アプリを作りたい人は多くても、どこから始めたらよいのか分からない。プログラミングの未経験者にとっては、アプリ開発は、なんだか尻込みしたくなるような、難しそうな世界だ。しかもそれは、高価につく”。
Rowenと彼の仲間の協同ファウンダClay Allsoppは、その後2011年にピボットしてCircleとなるLikealittleで出会い、2012年9月に、一緒に何かをやろう、という話になった(おもしろ事実: 二人は本誌編集長Eric Eldonと私の誕生日パーティーで最初の投資家に出会った)。“グレートなアプリを作るのは難しい、ということはよく知っていた。だから、その過程を誰にとってもとっつきやすいものにしたい、と思った”、Rowenはこう説明する。
Rowenによると、これまでの簡易アプリ作成ツール/サービスには、共通する問題が二つある。それは、1)アプリを作る経験が複雑で分かりにくいか、または、2)HTML5のようなノンネイティブの技術を使うので完成したアプリが低品質であること。この二つの問題の両方を抱えているところもある。
同社によると、アクセス性の良い体験を構築し、ネイティブアプリを動的に作るという問題を解決しようとしているPropellerは、ある意味で重要なイノベーションに到達している。今回のシード資金は、ほかのスタートアップたちと同様、スタッフの増員に充て、そのイノベーションを十分に磨いてから本格ローンチに向かいたい、という。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))