Netflixは次のオリジナル大作の製作を近くスタートさせるという。このThe Crownというタイトルのシリーズ・テレビドラマには大ヒットしたハウス・オブ・カーズ以上の予算が用意されるらしい。
Netflixは他のビデオストリーミング・サービスから差別化するためにオリジナル・コンテンツの製作に力を入れている。ハウス・オブ・カーズと女子刑務所を舞台にしたコメディー、Orange Is The New Blackも他の主要ネットワークやストリーミング・サービスの看板ドラマ・シリーズに匹敵する予算と出来ばえだった。
これらのシリーズはスマート・テレビ、セットトップボックス、専用ゲーム機、タブレットなどあらゆるチャンネルを通じて、ただしNetflixのみを通じて独占公開された。
今回製作がスタートするエリザベス2世の半生を描くThe Crownの脚本執筆はPeter Morganだ。 Morganは歴史、伝記ものを得意としており、手がけた脚本にはフロスト×ニクソン、 イディ・アミンを描いたラスト・キング・オブ・スコットランド、そしてダイアナ皇太子妃事故死の前後のエリザベス2世を描いたクイーンなどがある。
Netflixのシリーズではエリザベス2世の治世中の起きたさまざまな歴史的出来事が描写される。情報源によると、異なる時代のエリザベス女王は複数の女優によって演じられるそうだ。
また製作はブレイキング・バッドなどを大ヒットさせたSony Pictures Televisionが行うという。
ハウス・オブ・カーズと同様、Netflixは2シーズンの契約を行うようだが、まだ契約の調印には至っていないようだ。Netlfixはハウス・オブ・カーズの最初の2シーズン独占配給権に1億ドルを支払ったとされる。
ハウス・オブ・カーズその他のオリジナル・シリーズがヒットし始めてからNetflixはアメリカで650万の新たなユーザーを獲得している。巨額の投資は結局元をとれているのかもしれない。
写真: UK in Italy via Compfight 原文へ]
(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)