ハンズフリーARヘッドセットのMira(製品名Prism)の将来性に投資家も着目、が二度目の資金調達で$1M、最初の1000台をデベロッパー向けに出荷、SDKもリリース

昨日(米国時間9/19)のiOS 11のリリースと共に、スマートフォン上のARが熱いニュースになりつつあるが、しかしMiraは、iPhoneによって消費者向けのハンズフリーのヘッドセットを使うARの世界も開けた、と期待している。

今日MiraはSDKをリリースし、著名なVCたちからの資金調達も発表した。

同社のPrismは比較的シンプルな構成だ。副次的な部位やセンサーなどはない。その巧妙な設計/デザインにより、同社がターゲットとねらう人びとの関心を集めつつある。

今年初めのシードラウンドは投資希望者が予定枠を超えるほどの人気で、Sequoiaのリードにより150万ドルを調達した。そして今日同社は新たに、Greylock Partners, Founders Fund Angel, およびMacro Venturesから100万ドルを獲得した。

さらに同社は、ヘッドセットの最初の1000台をデベロッパー向けに発送し始めた。99ドルのPrismの予約売上の総台数は分からないが、消費者もデベロッパーも今でもまだ予約注文が可能だ。対応アプリはiPhone 6, 6S, 7, 8をサポートしている(デバイスのサイズによって違いがある)。

iPhone Xの場合は、ARを体験するためにはMiraのアップデートを待たなければならない。でも今開発中の“バージョン1.5”なら、いろんなサイズのデバイスをサポートするそうだ。

今日(米国時間9/20)は、デベロッパー向けの発送の次のステップとしてSDKをリリースし、コンテンツのパートナーたちがハンズフリーならではのクールなアプリケーションを作ってくれることを同社は期待している。同社に限らずヘッドセットは、デベロッパーをやる気にさせることが、最大の課題だ。

〔[MiraのヘッドセットPrismの宣伝ビデオ]


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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