10月10日以降、日本では保存期間が無制限だったUstreamのアーカイブ映像について、30日経過後は自動的に削除されることが告知されたが、わずかに延命措置が取られることとなった。アーカイブ映像の保存期間が30日間であることに変わりはないが、削除の開始日が11月1日以降に延期される。
Ustream Asiaが無料ユーザーに対して、問答無用で過去の映像を削除するとアナウンスしたのは9月30日。それからわずか10日間で自動削除が適用されるということで、大量にアーカイブしているユーザーから「時間が少なすぎる!」というクレームが殺到していたようだ。こうしたことからUstream Asiaでは、米Ustreamと削除開始時期を延長する交渉をしていたとみられる。該当するユーザーにとっては、バックアップの猶予期間が与えられたかたちだ。
Ustreamで引き続きアーカイブ映像を保存するには、10月31日までに、Ustream Asiaと直接契約する「Ustream Biz」、または月額9800円〜の「アドフリープラス」に申し込む必要がある。なお、Ustream Asiaが管轄する日本や韓国など以外の地域では今年に入り、無料ユーザーの動画が30日間で自動削除されている。(関連記事:Ustreamは企業顧客重視へ移行, 無料アカウントのビデオは30日で自動削除へ)