パナソニックがハッカーによる社内ネットワークへのアクセスでデータ流出を確認

日本のテック大手Panasonic(パナソニック)は、社内ネットワークへのハッカーのアクセスによるデータ流出を確認した。

パナソニックは11月26日付のプレスリリースで、11月11日に同社のネットワークが「第三者によって不正にアクセス」され「侵入時にファイルサーバー上の一部のデータにアクセスされた」と発表した。しかし、パナソニックの広報担当者Dannea DeLisser(ダンネア・デリサー)氏は、この侵入が6月22日に始まり、11月3日に終了したこと、そして不正アクセスが最初に検出されたのは11月11日であったことを認めた。

大阪に本社を置くパナソニックは、データ流出についてその他の情報をほとんど提供していない。同社のプレスリリースによると、同社は独自の調査に加えて「現在、専門の第三者機関と協力して、漏洩に顧客の個人情報および(あるいは)社会インフラに関連する機密情報が含まれているかどうかを確認中」だ。

「当社は、不正アクセスを発見した後、直ちに関係当局に報告するとともに、ネットワークへの外部からのアクセスを防止するなどのセキュリティ対策を実施しました。今回の事件によりご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」。

今回のデータ流出のニュースは、パナソニックインドがランサムウェアの攻撃を受け、ハッカーが財務情報や電子メールアドレスを含む4ギガバイトのデータを流出させてから1年も経っていない中でのものだ。また、日本のテクノロジー企業を狙ったサイバー攻撃が相次いでいる中でのものでもある。NECと三菱電機は2020年にハッキングに遭い、オリンパスは最近、ランサムウェアBlackMatterの攻撃を受け、欧州・中東・アフリカ地域での事業停止を余儀なくされた

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画像クレジット: Sean Gallup / Getty Images

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(文:Carly Page、翻訳:Nariko Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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