Canalysの最新データによると、ウェアラブルのフィットネスデバイスは北米地区の第2四半期で台数は伸びたが、市場全体としての売上は横ばいだった。製品の平均販売単価が下がっているためだろう。
2020年の全体的なトレンドは現在も続いており、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックがウェアラブルデバイスへの関心を高めることに貢献し、家に閉じこもる人の増加にともなって健康や散歩の歩数を気にする消費者も増えた。しかしながら、高い失業率と経済の大規模な低迷で、買い物も節約志向に傾いている。下図上部の黒い部分、「その他」が増加している。
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アナリストのVincent Thielke(ヴィンセント・ティールケ)氏は、図の説明で「米国人はパンデミックの間に50ドル(約5300円)未満のフィットネストラッカーにもっぱら購入しており、自宅にずっといる多くの時間を、できるだけ有意義に過ごそうとしている」と語る。
フィットネストラッカーはもっぱらスマートウォッチに支配される傾向だったが、これらの数字はそのトレンドに逆らっている。ただし、パンデミック特有の現象を、今後のより広範なトレンドとみなすべきではない。しかしそれでも、この特別なトレンドは低価格製品メーカーの市場に一時的に光を当てた。Amazon(アマゾン)はHalo Bandを発売して以降、鉄を熱いうちに打つように販売し、アジアで成功を収めている多くの企業も市場のドアが開くのを目にした。これらの低価格デバイスは、サブスクリプションサービスが収益化の鍵のようだ。
全体としては、Apple(アップル)が依然としてこのカテゴリーの支配者だ。この時期、Apple Watch Series 3もよく売れた。ハイエンドデバイスが揃うアップル製品の中では200ドル(約2万1000円)の低価格機となるが、第2四半期は前年同期比で30%も売上が増えた。
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カテゴリー:ハードウェア
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)