ヒュンダイ傘下に生まれ変わったBoston Dynamicsが、ヒューマノイドロボット「Atlas」の新たなパルクール動画を公開しています。Atlasロボットはカメラの前でSASUKEよろしく五段跳びを軽くクリアし、平均台の上を走り、華麗なバク転も2連続でキメています。
ロボットメーカーいわく、この一連の動作は数か月かけてプログラムされ、ロボットが身体のバランスを取りつつ異なる動作に移行したり、強調動作させるための知見を得るのに有効だったとのこと。つまりすべてがシーケンス的な動作なのではなく、視覚的に得た情報から判断してコースに合わせた動きをさせているということ。
その証拠と言えるかはわかりませんが、動画では一連の動作の終盤で2体のうち片方のAtlasロボットが台の上に飛び乗る際に一瞬、台に蹴つまずいているのが確認できます。ここでAtlasはバランスを崩すも、すぐに立て直して再びもう一体とタイミングを合わせての動作に戻っています。
(Source:Boston Dynamics。Engadget日本版より転載)
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