ビル・ゲイツがマイクロソフトでの新しい役割を説明。ナデラからは「協力要請」された

先週Microsoftは、新CEOにSatya Nadellaが就任し、初代CEOのBill Gatesが社に残って製品計画に関わることを発表した。それがCEOビンゴの長い戦いの結末だった。

自分の作った会社におけるGatesの今の役割は興味深い。彼はNadellaの戦略的ビジョンを手助けするのか? 組織改変による結束に協力するのか?

今日われわれはその疑問に対するより良い答を得た。Gatesが再びRedditでこのインターネット中の質問に答えたからだ。Microsoftでの新しい彼の立場によって何が起きるかを直接聞かれたGatesは、次に来るテクノロジーについての彼の展望を詳しく話すと共に、Nadellaから具体的に協力を要請されたことを打ち明けた。

クラウドや新しいデバイスが、われわれのコミュニケーションや協業に今後どう役立っていくかが楽しみだ。OSは一つのデバイスに留まらず、情報はファイルに限らない ― それは子供が成長するように、あなたの歴史となりあらゆる物の記憶をたどることもできるようになるだろう。Satyaから、Microsoftがイノベーションに意欲を持つために協力してほしいと言われた時は嬉しかった。Office製品にさえ、まだ出来ることはたくさんある。

これは事実上Microsoftの現在のアプローチだ。デバイスやフォームファクターを横断する単一OSコア。サービスおよびクラウド協業への集中。そしてOfficeも。

つまり、Gatesのビジョンは現在のMicrosoftの戦略と一致している。それは驚きではない。彼は今の戦略の制定にも実施にも役員として積極的に関与していたのだから。

Nadellaは、Microsoftが何になるかを決めるところであり、どうやら最も親密な協力者も同じビジョンを持っているようだ。忘れてはならない。レドモンドでは今もGatesは神であり、Nadellaは神の後立てを利用して自らの宣言をルール化できることを。

さらに、殆どジョークのように、「ところで・・・Bill、そこで何をするか聞きたいんだけど」 と聞かれるると、Gatesは会社における彼の立場を高いレベルで説明した。

野心的なシナリオを選び、それを提供するための強力なアーキテクチャーを持つこと。私は良い仕事を奨励する。

レドモンド内部で起きている変化の大きさを考えれば、妥当な配合といえるだろう。。

画像提供:FLICKR USER ALAN DEAN UNDER CC BY 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN CROPPED) 
[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。