ピーター・ティール、トランプ支持を表明

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億万長者のIT投資家、Peter Thielは、この夏の共和党大会で、カリフォルニア州代議員としてドナルド・トランプを支持することに同意した。

Thielがどのレベルでトランプを支持するのかは不明だが、共和党全国大会でカリフォルニア州代議員172名の一人となるものと思われ、情報筋によると大統領候補としてトランプを推すことを約束しているという。

シリコンバレーの誰かが、トランプのような人物の側につくことは、一見奇妙に感じる。他の著名なリーダーたち、例えばA16z(Andreessen Horowitz)のMarc Andreessenは、彼を大統領にふさわしくない人物であると、不快感をあらわにしている。

しかしトランプは、型にはまったものを選ばないThielが支持するには、最適なアウトサイダーかもしれない。

そして、自由主義者のThielは過去にも共和党の活動を支援しており、2012年にはロン・ポールに260万ドルを寄付した他、テッド・クルーズの元副大領候補でHPの元CEO、Carly Fiorinaを支援して、Super PAC(政治活動特別委員会)にも200万ドル寄付した。

Thielは、2009年にテッド・クルーズがテキサス州検事総長に立候補した際にも25万ドルを供出している。

本誌はThielに連絡を取り、今夏のクリーブランドの党大会でトランプを支持する以外に、どれほどの資金を提供する意志があるのか質問しているので、情報が入り次題続報する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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