ファンがコンサートで撮ったしろうとビデオに良質なサウンドをシンクするEvergig, すでに$1.35Mを調達

あなたが、かっこいい音楽ビデオを作りたいと思っているミュージシャンなら、Outlistenを利用する手もある。FanFootageは、ファンたちがいろんな角度から撮ったビデオを、一本のビデオに編集してくれる。こういった、ビデオツールを提供しているサイトは、ほかにもいろいろある。とくに多いのが、ファンがコンサートで撮ったビデオに音楽をシンクしてくれるサービスだ。でも残念なことに、それらは音質が良くない。FanFootageは、アーチストが承認したHDの録音を使うが、でも、もっとほかのやり方があるはずだ。

Evergigは、今日(米国時間3/19)公開ベータでローンチしたばかりのサービスだが(誰でもサインアップできる)、ファンが撮ったコンサートビデオの共有や視聴ができるサイトだ。ファンが行きたいコンサートを指定すると、バンドがファンたちに、このアプリを利用してビデオを撮るようすすめる。

そうするとEvergigは、クラウドソースなコンサートビデオにHDのオーディオをシンクする(レーベルとの契約がある場合)。あるいは、ビデオの音声に手を入れて音質を改良する。多数のファンが撮ったビデオを、アルゴリズムを使ってランクづけし、上位のものを編集してプロフェッショナルなサウンドをつける。その結果をevergig.comで視たり、オンラインで共有したりする。これらすべてに関し、同社はパテントを取っている。

たとえばこれは、U2のコンサートだ。Switchcamに似てる、とも言えるね。

このパリのスタートアップは、すでにPartech Venturesと360 Capital Partnersから135万ドルを調達している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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