これまでの数カ月、Huawei(ファーウェイ)の役員たちは互いに相反する諸説を述べてきたが、この中国のネットワーキング大手は8月9日にやっと、問題のHarmonyOSを公式に発表した。同社が開発したその待ちに待たれたモバイルオペレーティングシステムはスマートフォンやラップトップ、スマートホームデバイスなどを駆動し、これにより同社はいくつかのグローバルな大企業への依存を断ち切ろうとしている。
ファーウェイの消費者事業部のCEOであるRichard Yu(リチャード・ユー)氏は同社のデベロッパーカンファレンスで「HarmonyOSは今年後半に出るテレビ受像機のようなスマートスクリーンデバイスで使われる」とコメントした。そして「今後の3年間で、世界で2番目に大きなスマートフォンベンダーであるファーウェイはHarmonyOSをそのほかの多様なデバイスに載せていく」とも言った。
このモバイルオペレーティングシステムはオープンソースだが、当面その可用性は中国に限定され、国際化は次の段階として予定している。
今日の発表から数か月前には、米政府がファーウェイと60社以上の関連会社をいわゆるエンティティリスト(敵対企業リスト)に載せて、アメリカの企業が彼らと取り引きすることを禁じた。
その結果GoogleやIntelなど、スマートフォンに多くの重要な技術を提供している企業はファーウェイとのビジネスを中断することになり、同社の行く末が危ぶまれた。
延々と続いている米国と中国の貿易戦争はファーウェイの業績にも影を落としている。調査企業Counterpointによると、ファーウェイ製のスマートフォンの約半分が中国の国外で売れている。
同社は今日も、今後もAndroidを使い続けたいと繰り返したが、しかしその期待も空しければ、これからはHarmonyOSが公式のバックアップになる。
続編あり。
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