Meta(メタ、つまり、かつてFacebookと呼ばれた会社)は、写真や動画を撮影できるスマートウォッチを開発しているかもしれない。Bloombergは、Apple Watchに似た角丸のスマートウォッチを示す画像を公開した。ただしそこには、フロントカメラのノッチもある。アプリ開発者のSteve Moser(スティーブ・モーザー)氏は、同社のスマートグラス「Ray-Ban Stories(レイバン・ストーリーズ)」の操作に使われるアプリ内でこの画像を発見し、将来的に同アプリがスマートウォッチの操作にも使われる可能性を示唆している。
角が丸く、カメラを搭載していることに加え、ステンレススチールのケーシングと取り外し可能なストラップを備えているようだ。また、モーザー氏は、アプリ内のコードから、この時計が「Milan」と呼ばれる可能性があることや、この時計で撮影した写真や動画をスマホにダウンロードできる可能性があることを示しているという。
Bloombergによると、Metaは早ければ2022年にスマートウォッチを発売することを目指しているが、まだ何も決まっていないようだ。さらに、Facebookの親会社となった同社は、異なる時期に発売される3世代の製品にすでに取り組んでいると報じられている。今回の画像に写っているデバイスがそのうちの1つなのか、あるいは発売されるのかどうかも定かではない。しかし、The Vergeも2021年初め、Facebookがフロントカメラとオートフォーカス付きの1080p背面カメラ(手首から外して使うもの)を搭載したスマートウォッチを開発していると報じている。また、心拍計やLTE接続機能も搭載される可能性があるが、それらの機能は3種類のモデルに分散されるかもしれない。
編集部注:本稿の初出はEngadget。著者Mariella Moon(マリエラ・ムーン)氏は、Engadgetのアソシエイトエディター。
画像クレジット:Facebook
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(文:Mariella Moon、翻訳:Aya Nakazato)