フランスのオンライン学校OpenClassroomsが86.9億円のシリーズCを調達

フランスのOpenClassroomsが、Lumos Capital GroupがリードするシリーズCのラウンドで8000万ドル(約86億9000万円)を調達した。同社はフランスと英国でオンライン教育のプラットフォームを運営している。54のプラグラムがあり、終了した生徒は終了証書をもらうことができる。中には、フランス政府公認の学士号や修士号をもらえるプラグラムもある。

今回のラウンドにはGSV VenturesとChan Zuckerberg Initiative、Salesforce Venturesが参加した。これまでの投資家であるGeneral AtlanticとBpifranceも、再び同社に投資している。

OpenClassroomsには、極めて多様なプログラムがある。ウェブ開発もあれば、デジタルマーケティングやプロダクト管理、人事、営業などもある。いずれも相当ヘビーで、フルタイムでも6カ月から12カ月はかかる。しかしOpenClassroomsには契約メンターがいるため、やる気を失いそうなときは助けてくれる。

プログラム終了後の就職を同社は保証している。仕事がなかなか見つからないときには、同社がキャリアコーチと協力して、本人に合った仕事を見つける。2020年には4300名の生徒が、OpenClassroomsを受講後に、仕事を見つけたり昇進したりした。

フランスには専門教育を受けるための政府補助金制度があるため、OpenClassroomsの授業料をこの公的補助でまかなうこともできる。

同社によると、パンデミックでオンライン教育の人気が増した。現在、多くの人びとが自分のスキルのブラッシュアップや新たなスキルの習得を目指しており、そういう人たちがOpenClassroomsに頼る。同社は個人向けのプログラムの他に、1400社の企業にコースを提供している。

Capgeminiなど一部の企業は、OpenClassroomsと協力して見習い修行による職業教育を提供している。生徒たちはCapgeminiで働き、同時にスキルを学ぶ。この見習い制度は、単純な求人では必要な人材が得られない企業に好評だ。現在は1500名の生徒が見習いプログラムを受けている。

同社は経営も順調で、2021年第1四半期の収益は前年同期比で140%高かった。最近OpenClassroomsはB-Corp認定を申請した。フリークラスにはまだ余裕があるので、来週やることを探している人にはうってつけだ。

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カテゴリー:EdTech
タグ:フランスOpenClassroomsオンライン学習資金調達

画像クレジット:NeONBRAND/Unsplash

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(文:Romain Dillet、翻訳:Hiroshi Iwatani)

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TechCrunch Japan

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