フリーランス向け報酬即日払いサービスのyup先払いがfreeeとAPI連携

請求書を送るだけで報酬などを先に受け取れるフリーランス向け報酬即日払いサービスを開発・提供しているyup(ヤップ)は11月21日、クラウド型会計サービスを提供するfreeeとのAPI連携を発表した。yupは、TechCrunch Japanが11月14日、15日に開催したスタートアップとテクノロジーの祭典「TechCrunch Tokyo 2019」のスタートアップバトルのファイナリスト。書類選考約130社の中から選出された20社の中の1社だ。

具体的には、「クラウド会計ソフトfreee」で作成した請求書情報を利用して「yup先払い」への申し込みが可能になる。会計freeeで作成した請求書であれば、請求書のPDFへのアップロードや必要情報を入力する手間もなく、わずか数クリックでyup先払への申し込みが完了する。

yup先払いはフリーランスの資金繰りをサポートするサービス

yup先払いは、取引先に送った入金前の請求書情報を登録すると、報酬を即日で受け取ることができるファクタリングサービス。手続きはすべてオンラインで完結するため、面談や書面でのやり取りが一切不要なのが特徴だ。

審査は最短60分で完了し、会員登録をした当日から利用できる、報酬を支払う側の取引先とyupが直接関わることはなく、利用者が取引先から実際の報酬が支払われた際に、その報酬をyupに支払うことで取が完了する。つまり、取引先から見るとフリーランスがyupを使っていることはわからないようになっている。

yupはフリーランスから報酬の10%を手数料として徴収することでマネタイズする。またyupが独自のアルゴリズムを駆使して、フリーランス側と取引先側の信用度をチェックするため、銀行やクレジットカードの審査とは異なり、フリーランス側の情報が信用情報機関に照会されることはない。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。