直近のミッションで宇宙飛行士を乗せてリハーサルを行ったBlue Origin(ブルーオリジン)は、有料顧客を乗せての弾道飛行ロケットNew Shepard(ニューシェパード)打ち上げにかなり近づいているようだ。同社は米国時間4月29日、初の商用飛行の搭乗チケットを5月5日に発売すると明らかにした。
Jeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏の宇宙会社の初の商用有人飛行に関しては「いつ、いくら」という疑問が依然として残っている。Blue Originは過去数年、人間が乗り込んで使用する宇宙船のテスト、開発、フライト認証に取り組んできた。そして前述のリハーサルのような直近のミッションでは本質的に最後の仕上げにフォーカスし、2021年初めに行ったフライトでは客室の快適性や、通信・コントロール機能のテストにフォーカスした。
TechCrunchはBlue OriginのCEOであるBob Smith(ボブ・スミス)氏にこれまでに幾度となくフライトの価格について尋ねたが、スミス氏は「数十万」ドル(数千万円)のレンジになるだろう、とだけ述べて具体的な回答を断っていた。乗客が完全無重力の環境で数分過ごすことができる、再利用可能なNew Shepardカプセルによる宇宙への旅行が含まれることを考えると、そのチケット価格は驚くものではない。カプセルには宇宙からの地球の眺めを取り込めるだけの十分な数の窓もある。
Blue Originは最初の乗客のチケットを売り出す来週に何を発表するか、差し当たってはさほど情報を共有していないが、さらに詳細が明らかになると述べた。乞うご期待。
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カテゴリー:宇宙
タグ:Blue Origin、民間宇宙飛行、有人宇宙飛行、New Shepard
画像クレジット:Blue Origin
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(文:Darrell Etherington、翻訳:Nariko Mizoguchi)