プロeスポーツチーム「REJECT」運営元が3.6億円のシリーズA調達、トレーニング環境投資や新規事業開発加速

プロeスポーツチーム「REJECT」運営元が3.6億円のシリーズA調達、トレーニング環境投資や新規事業開発

プロeスポーツチーム「REJECT」を運営するCYLOOKは4月26日、「株式会社REJECT」への社名変更とともに、シリーズAラウンドにおいて第三者割当増資による約3億6000万円の資金調達を発表した。引受先は、ジャフコ グループ、Z Venture Capitalなど各社が運営する投資事業有限責任組合など。累計資金調達額は約4億1000万円となった。

プロeスポーツチーム「REJECT」運営元が3.6億円のシリーズA調達、トレーニング環境投資や新規事業開発

調達した資金は、「トレーニング環境投資」「新規事業開発」「ライフスタイルブランド事業」の領域を中心に充当しREJECTの展開を加速する。

  • トレーニング環境投資:プロeスポーツチームとして、世界一を目指す選手にとって最高の環境を提供できるよう、引き続きゲーミングベースの運営や選手・コーチ・アナリストの積極的な獲得、独自のデータ分析の導入などを進める
  • 新規事業開発:今日では多くの教育機関がeスポーツ関連の学科を新設しており、同社はeスポーツ業界に精通した教育者不足を痛感しているという。これからの日本のeスポーツ産業を支えるプロ選手をはじめとするeスポーツ人材を輩出するべく、eスポーツ業界の第一線で活動する企業として教育事業への本格参入を予定している
  • ライフスタイルブランド事業:日本発ゲーミングブランドとして、映像制作やSNS、アパレルのクリエイティブの強化とそれに伴う採用を進める

REJECTは、2018年発足のプロeスポーツチーム。世界的に人気なシューティングゲームを中心に9タイトルにわたり部門を保有。特にモバイルシューティングゲームの領域において日本トップの実績を誇り、PUBG MOBILE部門では同タイトル最多となる6度の世界大会出場経験を誇る。

プロeスポーツチーム「REJECT」運営元が3.6億円のシリーズA調達、トレーニング環境投資や新規事業開発

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カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:資金調達(用語)REJECT日本(国・地域)

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TechCrunch Japan

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