ペット好きのためのアプリケーションであるDogSync(特許申請中のTC Radio pitch-offでも勝利を収めた)は、ペットのためのTo-Doを管理するためのアプリケーションだ。ペットに食事を与えたり散歩させたり、あるいはケージから出してあげるなどの「タスク」を家族間で「同期」するために利用する。
「散歩」などの情報を「同期」するというのはどういうことか?
まず、かわいいペットの世話には家族全員の積極的参加が必要であるというのが、このアプリケーションの前提だ。そして、家族全員が世話に参画することになると、場合によっては情報が混乱することがある。今日の朝ごはんはあげたのかどうかわからなくなり、つい必要のない食事を与えてしまうようなことも起こりえる。
そうした問題を避けるため、このDogSyncでは家族間にタイムスタンプ付きのタスク(朝ごはん、や昼のお散歩など)完了情報を流すようになっているのだ。
これにより、家族は自分が行わなかった「タスク」についても情報を共有することができるようになる。「タスク」管理情報や、投稿された「イベント」はプッシュ通知されるようになっている。もちろんプッシュ通知をオフにして、「いまウンチした!」なんて情報が流れてこないようにしておくことはできる。
さらに、世話をする家族の間で「タスク」のリクエストを行うこともできる。パパやママが子供たちに「散歩させておくように」というリクエストを送ることができるわけだ。
いろいろな機能がついているわけだが、複数の子供がいる家庭にとってもっとも便利なのは、誰がもっとも世話をしたのかをチェックできる機能かもしれない。1週間ないし1ヶ月単位で、誰がどういった世話をしたのかを確認することができるのだ。
アプリケーションは、ベータ版のうちに5000人のアクティブユーザーを獲得した。DogSyncの共同ファウンダーであるBen Syneによると、サインアップして家族で登録した利用者のほとんどは、毎日アプリケーションを使っているのだとのこと。
現在は、家族間でペットの写真を共有したりといった追加機能を開発中なのだそうだ。また、飼い主とサービスないしプロダクト開発者のマッチングを行って収益化する方法についても検討中なのだとのこと。
たとえばペットのバイタル情報や、過去の給餌スケジュールなどを参考にして、ドッグフードの注文時期を想定することができる。ここにペットフードのCMを流すようなこともできるわけだ。
DogSyncは無料でiOS App Storeから入手することができる。Android版も間もなくリリース予定なのだそうだ。
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(翻訳:Maeda, H)