ポータブルでWi-Fi接続できる育児向け睡眠補助デバイス

メンローパークに本社を置くHatch Baby(ハッチベイビー)が、自信をもって提供してきたのは、スマート育児デバイスたちだ。体重計が組み込まれたおむつ交換台のGrowや、サウンドとナイトライト機能を兼ね備えたRestなどがその例である。

そのHatch Babyが、家族の睡眠分野での存在感を高めるために、今度はRestのアップデートバージョンであるRest+を発表した。

このRest+デバイスには、オリジナル版に存在していたサウンドマシン、ナイトライト、そして起床時刻の機能も変わらず備えられている。しかし、多くの顧客とAmazonからのフィードバックを得て、Hatch Babyはオーディオモニター機能と時計機能を追加した。

オーディオモニター機能は、部屋に入って赤ちゃんを目覚めさせる危険を冒すことなく、親たちが赤ちゃんの様子を知るために必要なものだ。

個人的には、特に数字を読むことができる幼児を持つ人たちにとって、時計の追加も素晴らしいことだと思っている。こうした子供たちは、ベッドを出ることはできる位に成長しているものの、朝4時はまだパパやママは寝ていたい時間だということがわからない。親たちの間で口コミで広がっているアドバイスは、子供部屋に時計を置いて、子供たちにある時刻になるまで部屋を出てはいけないと伝えておくということだ。

それはまた子供たちの健康な睡眠習慣を確立することを助ける。National Sleep Foundationによれば、ほとんどの幼児(1〜3歳)は夜間や昼寝の時間を合わせて、1日に約12〜14時間の睡眠を必要としている。しかし、どんな親でもよく知っているように、赤ちゃんが成長するにつれてベッドに向かいたいと思わせることは難しくなっていく。

Rest+の提供する機能は以下のようなものだ。

  • オーディオモニター
    親たちは自分の部屋から携帯電話を使って子供部屋の様子をチェックできるようになった。他に必要なガジェットはない。
  • サウンドマシン
    親たちは、ホワイトノイズから柔らかな子守唄まで、幅広いサウンドオプションから音を選択できる。犬が吠えていたり、ご近所がパーティーを開いているときには、単純に音量を上げることができる。
  • ナイトライト
    この機能は、熱を発することはない。夜中の授乳時にやわらかく心落ち着く照明や、暗さを怖がる子供たちに明るくて安心できる照明を提供する。親たちや子供たちは、自分の好みに合わせてその色を、虹の色の中から選ぶことができる。とはいえペアレンタルロックを使えば、必要ならば親だけがそれを変更できるようにすることが可能だ。
  • 起床時間
    「緑色」は起床時間を意味する!この機能を使えば、親たちは幼い子供たちに、色が変わって起床時間になるまではベッドの中にいるように(そしてそれまではまだ寝ていていいのだということを)教えることができる。
  • 時計
    Rest+は読みやすい時計を備えているので、忙しいスケジュールの役に立ち、子供たちに数字の読み方を教えることもできる。

これらの機能は、別々に購入した場合には、親たちにはかなりの負担額になる。例えば、Phillips Aventオーディオモニターは、Amazonでは100ドル弱である。それに比べて、Rest+は5つの機能すべてを備えて、たったの80ドルだ(60ドルだったオリジナルのRestデバイスよりは高価だが)。

親たちにとってRest+をより魅力的にするかもしれない他の特徴は、それがWi-Fi接続可能でポータブルであるために、旅行に持っていくことが可能だということだ。

サウンドマシーン、ナイトライト、オーディオモニター、時計を、すべて1つのポータブルなWi-Fi対応デバイスにまとめたことで、子供部屋の貴重なスペースを節約することができ、もう少しだけ睡眠を確保したい多くの親たちにとって必携のデバイスとなるだろう。

Hatch Babyの共同創業者アン・クレディ・ワイス(Ann Crady Weiss)はTechCrunch対して、Rest+はHatch Babyサイトでのみ販売され、親たち(そして子供たち)に対して、より多くの貴重な睡眠時間を与えるための商品群を立ち上げる同社の計画の一部になると語った。彼女は、会社が次に何に取り組むつもりかについては語りたがらなかったが、数カ月のうちには何かを話すことができるだろうと示唆した。お楽しみに!

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(翻訳:sako)

投稿者:

TechCrunch Japan

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