Reutersによると、Microsoftのトップ20投資家のうち3者が、ファウンダー・前CEOのビル・ゲイツを取締役会から外すよう騒ぎ立てている。現在ゲイツは、Microsoftの取締役会長だ。
この情報はかなり奇妙であり、Microsoftを白紙状態にする可能性を持っている。大規模な組織改変の最中に、現CEO Steve Ballmerが辞任を表明した。もしゲーツも会社を去るようなことがあれば、Microsoftは新たなリーダーシップと共に歴史に残る転換点を迎えることになる。
Microsoftは、ソフトウェアの販売から、「デバイス」と「サービス」の両方を売るよう方向転換することによって、社内チームを活性化させ同社の全体的ビジネスモデルを改訂するべく努力を重ねている。これまでのところサービス事業、例えばOffice 365とAzureは、業績好調だが、Surfaceプロジェクト(デバイス関連事業)はつまづいている。
なぜゲイツを外したいのか? Reutersによると、一部の気難し屋たちは、ゲイツが同社の方向転換を妨げていると感じている。
今すぐゲイツが穏やかに手を引くことなど考えられない。彼はMicrosoftの魂が形成されて以来の存在であり、たとえCEOの地位に戻る意志がないとしても、彼がMicrosoftから完全に離れたいという考えを示す材料は見たことがない。
そしてもしあなたがゲイツのファンなら ― 非常に、非常に多くの人がそうであることはみんなの丁重なツイートからわかった ― 、会社が次期リーダーを選ぶために彼の助言をまさに必要としている時に、取締役会からゲイツを追い出すことは全く理にかなっていない。次期リーダーになりそうもない人物:Steve Ballmer、ビル・ゲイツ、Steven Sinofsky、あなた、私。それ以外の誰もが憶測の対象だ。
ValueAct Capitalが冷静になった今、誰がゲイツ離任のゴタゴタを引き起こしたのか私にはわからない。ましてやこの騒動の最中に。ちなみに、ValueActはMicrosofotの約0.8%をコントロールしている。ゲイツは4.5%、Ballmerは約4%を持っている。これらを合わせれば、かなりの割合を占める。本人が望まない限りゲイツが去ることはないだろう。
トップ画像提供:Robert Scoble
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(翻訳:Nob Takahashi)