マイクロソフトは、Surface RTを今後は単に”Surface”と呼んで欲しいと本気で考えている

Microsoftは、同社のタブレットSurface RTを、ただの “Surface” へと名前を変えた。部分的に名前を削ったと言うべきかもしれない。Surface RTは発売後1年間市場で苦戦を続けてきた。今は新しくてかなり良くできたSurface 2にほぼ置き換えられた。

しかしMicrosoftは、当分の間、おそらく在庫整理のために、価格を下げてSurface RTの販売を続ける意向だ。つまり今は3種類のSurfaceデバイスを買うことができる。Surface [RT]、Surface 2、およびSurface Pro 2だ。

なぜ名前を変えたのか? 消費者はそれがSurface Proとどう違うのか等々、わからず混乱していたに違いない。Microsoftは、“今月始めにはっきりとそれを認めた。Microsoftは名称変更に関する声明をThe VergeのTom Warrenに送り、そこには「当社の新しい製品群の命名体系との一貫性を保つために、Surface RTは “Surface” と呼ぶことにした」と書かれていた。

Tomはもう一つ今私が確認中のことを発見した。新しいWindows RT 8.1デバイスにはデスクトップ・タイルがない。どうやらMicrosoftはこれを隠してしまったようだ。私は不満だ。MicrosoftがWindows RT 8.1からデスクトップを消そうとしている。

次はおそらくこうなる。Microsoftはメトロ化したバージョンのOfficeを発表し、Officeを立ち上げてもデスクトップに行かなくなる。かくしてWindow RT 8.1では、平均的消費者がデスクトップに行くことは、スタート画面にタイルを追加しない限り決してない。これは事実上、Windows RT 8.1のデスクトップが〈終った〉ことを意味している。

感傷的、と言われても仕方ないが、製品視点から考えても正しいこととは思えない。この変更についてMicrosoftに問い合わせているので、確認がとれ次第続報する予定だ。

トップ画像提供:Vernon Chan

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(翻訳:Nob Takahashi)


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TechCrunch Japan

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