マツキヨやキリン堂でも最大20%還元、PayPayのドラッグストア制覇が間近に

PayPayは6月7日、マツモトキヨシやドラッグぱぱすなど、マツキヨグループのドラッグストア約1600店舗でのPayPay決済に対応した。また、関西拠点のキリン堂グループの約320店舗も同様にPayPay対応となった。

両グループとも、店舗側が提示したQRコードをユーザーがPayPayアプリのQRコードリーダー機能で読み取って決済する「ユーザースキャン」方式となる。ユーザースキャン方式は、POSレジ直結のバーコードリーダーでユーザーが提示したバーコード読み込む「ストアストア」方式とは異なり、レジにソフトウェア的な改良を加えることなく導入できるというメリットがある。

一方でユーザースキャンは、決済金額をユーザーに入力させる必要があるうえ、レジによってはPOSレジと売上情報をリアルタイムで連動させられないというデメリットもある。おそらく両グループとも、PayPayのキャンペーンに合わせた急ごしらえの対応で、今後は段階的にストアスキャン方式に移行すると考えられる。

さて、これで大手ドラッグストアでPayPayが使えないのは、福岡拠点のコスモス薬品グループのコスモスドラッグ、横浜が拠点のクリエイトSDホールディングスのクリエイトSD、栃木県小山市が拠点のカワチ薬品などを残すのみとなる。ちなみにコスモスドラッグは、すでにWeChat Payやアリペイでのコード決済が可能なので、条件や時期が合えば対応する可能性はある。

なおPayPayが6月30日まで実施中の「ワクワクPayPay」の第1弾キャンペーンのルールは、金融機関の口座からチャージしたPayPay残高、もしくはYahoo!カードを使って対象のドラッグストアで決済しただけでは10%還元となるので注意。これに加えて、ソフトバンク回線、ワイモバイル回線のどちらかと契約しているスマホでPayPay決済した場合や、PayPayのアカウントに紐付けているYahoo IDがYahoo!プレミアム会員の場合は、金融機関の口座からチャージしたPayPay残高での決済なら20%還元、Yahoo!カード経由の決済なら19%還元となる。

対象のドラッグストアは以下の店舗と前述のキリン堂グループのキリン堂とサーバ、マツキヨグループのドラッグぱぱすとなる。

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TechCrunch Japan

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