マネー管理アプリのMoneytree、DGインキュベーション等から1億5,000万円を調達

Moneytreeは銀行口座やクレジットカードのアカウント、電子マネー口座などを登録すると、これらの口座残高や利用履歴を一括管理してくれるアプリだ。このアプリを提供するMoneytreeがDGインキュベーションと個人投資家から1億5,000万円の資金を調達した。

Moneytreeは現在iPhone向けにアプリを提供しているが、今年4月25日のローンチから約150日間で20万ダウンロードを達成している。iPad版、Web版も提供予定だ。このアプリは口座残高を確認するだけでなく、電子マネーをいつチャージしたか、クレジットカードの支払日はいつで、いくら必要なのかといった情報もまとめて表示してくれる。

Moneytreeのようなクラウド家計簿とも言うべきカテゴリに分類されるサービスは国内でもここ1、2年でいくつか登場し、盛り上がりをみせている。昨年11月にはZaimがクックパッドから4,200万円、今年3月にはマネーフォーワードが個人投資家等から約1億円を調達した。この他、MoneyLookやDr.Walletといったサービスも注目されている。

米国では一足早く2007年のTechCrunch50でデビューしたmintが約1年半で100万ユーザー近くを獲得し、2009年に1億7,000万ドルでIntuitに買収された。日本ではまだ圧倒的な地位を確立しているサービスはないが、各社はそれぞれ特徴を持って展開している。レシートを自動で読み取る機能を提供しているサービスもあれば、逆にアップロードされたレシートを手作業で入力するチームもある。

Moneytreeもさらにこのサービスを便利にするために対応金融機関を増やしながら、新機能、プレミアム機能を提供する予定だ。


投稿者:

TechCrunch Japan

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